化粧品を作る際に必要なものといえば「容器」「中身」この2つは絶対です!!
まずは容器についてご説明します。容器にも沢山あります。材質や成形方法、形状や特徴などなど。それによって中身の化粧品との向き不向きがあります。まずは作りたい商品に関して、適正な容器を選ぶ必要が出てきます。
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1つ1つ簡単にですがご説明します。
◎材質
化粧品容器の材質にはプラスチックやガラスなどがあります。実はプラスチックの中にもPEと呼ばれたりPPと呼ばれるものなど、様々です。PEはポリエチレン、PPはポリプロピレン。同じプラスチックでも大きく違います。ある化粧品会社さんで、中身に合わない容器を選んでしまったがために、時間が経つにつれて異臭がしたりということがあったそうです。そうならないためにも、容器選びは重要です。材質だけでも沢山の種類がありますので、きちんと選ばなくてはいけません。
◎成形方法
化粧品の容器を選ぶ際、まず材質を選んだら今度は成形方法があります。まず2つ。インジェクションブローとダイレクトブローがあります。この2つはプラスチックの成形方法が違います。
◎形状
化粧品の容器には様々な形状があります。中身によって、最適な形状を選ぶことが大切です。例えば、ポンプタイプの形状のもの。中身の粘度によっては製品化した時に、出にくいなんていうことも考えられます。また、霧のように出るミストも、1回でどの位の容量が出るかで価格が大きく変わります。最終的な化粧品の価格に見合った、そしてきちんと原価率を計算した上で、最適な形状を選びましょう。
◎特徴
最後に容器の特性に関してです。一番ありがちなのは、クリームタイプや液体の化粧品を入れる際、ポンプやミストを選んで、使う度に中に空気が逆戻りしない「エアレス」タイプというものがあります。無添加を謳い、空気が逆戻りしない仕様の容器は、お客様にとっても1つの安心材料になります。材質・成形方法・形状以外に特徴も加味して考えてみると良いでしょう。
化粧品の容器選び1つとっても、多くのことを考えて選ばなければなりません。
私自身、容器選びで失敗したこともあり、その化粧品全てが無駄になってしまった経験があるからこそ、今では容器選びは徹底しています。それが、お客様へ良い商品を届けることにも繋がりますので、徹底して容器も選ぶようにしましょう。