こんにちは、化粧品コンサルタントの平山愛子です。あなたはオリジナルの化粧品を作りたいと考えた時、販路はいくつ考えると思いますか?
「お化粧品を作りたい」という方からの相談を連日たくさんいただいています。相談を受けた際に、必ず「どんなお化粧品が作りたいのか?」をヒアリングさせていただきます。そのヒアリングの中に、「お客様は誰ですか?」という項目があります。
これは、あなたのお客様を確認するというのはもちろん、もう1つ別の理由があるからです。
それは
自分の考えている「お客様」以外の「販路」を予め考えて化粧品を製造していただきたいからです。
わかりやすく説明するために、実際にあった相談内容にそってお話しますね。
目次
オリジナル化粧品を作りたい『美容師さん』からの相談
実際に美容師さんからの相談内容を例にお話させていただきます。
《美容師さんからの相談内容》
◎作りたいもの:シャンプー
◎作りたい個数:1000個
◎販路(お客様):サロンのお客様
◎サロンの集客数:月に300人
サロンに毎月300人のお客様が来ています。私自身ネイルサロンも経営しているので、この数字をみるだけで素晴らしいサロンだとわかります。
次のステップとして、オリジナルの化粧品を作りたいと思われるのも納得です。
例えば仮に1/10のお客様が購入して下されば1ヶ月で30個販売できます。
1年で360個、2年では720個の販売が可能です。
ただ、ここで1つ問題があります。その問題とは、
化粧品の使用期限です。
開封前の化粧品の使用期限は、一般的には製造日から3年以内と言われています。ということは、せめて製造して2年以内にお客様の手にわたる必要があるわけです。
つまり先ほどのサロンさんが1000個の化粧品を2年で720個販売したとしても、残り280個は無駄になってしまいます。私はいままで化粧品を1回作ったとしても、2回目、3回目と続かないお客様を多く見てきました。
その大きな理由が、この化粧品の使用期限です。
では諦めたほうがいいのか?というとそんなことは全くありません。その解決策こそが、あなたが考えている「お客様」以外の「販路」を考えておくということです。
販路を複数もつことで、作った化粧品を無駄にさせない
毎月たくさんのお客様がくるサロンですら、化粧品の使用期限が過ぎてしまい無駄になってしまう問題。
その解決策は
自分の考えている「お客様」以外の「販路」を予め考えて化粧品を製造するということです。
化粧品を作ってから新たな販路を考えるのではなく、予め複数の販路を考えて製造していただきたいのです。
販路としては様々な可能性があります。例えば・・・
- インターネット
- 美容院
- ドラッグストアー
- 通販カタログ
などがあります。
もちろん売る場所によって、売りやすい形や価格は全く違います。メリットやデメリットもあります。それぞれの販路については、別の機会にお話しますが、まずはお話したように、最初から複数の販路を考えておく。この意識をもっておいて欲しいと思います。
化粧品コンサルタントは作って終わりではない
「化粧品の製造で失敗しないためにも、将来の計画をきちんと練ってから作っていただきたい」そう思うからこそ、化粧品を作る時点でその将来性や価格設定まで一緒にご提案しています。
作ることだけをお手伝いするのは簡単です。ですが、作って終わりではただの化粧品製造会社です。
私はオリジナルの化粧品を作るお手伝いをするからには、製造だけではなく、販売までをフォローしたい、そう考えています。化粧品を作ることがゴールではありません。
あなたの収益の柱をもう1つ作ることがゴールなはずです。「そのために必要なことは全て提供する」それが私の考える化粧品コンサルタントです。
あなたもオリジナルの化粧品を製造したいと考えたときには、必ず複数の販路を考えておくことを忘れないでくださいね。
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