化粧品コンサルタントの平山愛子です。化粧品の製造や販売について、多くのご相談いただきます。「化粧品を作りたい」というご相談の次に多いのが「化粧品が売れない」という内容です。
化粧品販売のコツとしては、「化粧品が売れない」というのは、実は化粧品を作るところから始まっていて、「売れる化粧品」を作らなければいけないのです。
化粧品のブランドや商品は、今や星の数ほどあります。「売れる商品=良い商品」とは限りません。それは今のバイオの技術は年々向上しています。そんな中で、「良いものさえ作れば売れる」という時代は、とっくに終わっています。
商品の売り方が最大のポイントです。
実は、化粧品を作るときに一緒に「売り方」を考えなくてはいけません。以下、例をあげてご説明しますね。
◎店頭販売の場合
店頭での販売は、とてもシビアです。店頭の面積が決まっていますから、限られた商品しか置けません。例えば「ハンドクリーム」は通年広い売り場は確保できません。秋冬になるとレジ横にも陳列されたり、売れ行きはあがりますが、春夏は大きく売り場が削られてしまいます。
つまり、商品開発の際に、レジ横でも陳列できる様な什器を作ること、それに合いそうな容器を選ぶ必要があります。
またハンドクリームは大手が低価格帯の商品を多く出していますので、同等の価格にするか、もしくは付加価値をつけなければいけません。
この例は、ほんの一部です。他にも化粧品を売るための工夫は沢山あります。商品の種類や価格、特徴でターゲットが変わってくれば、売り方も変わってきます。
つまり、化粧品を作る際には、売る時のことを考えて逆算して、どうやったら「お客様に喜んで頂けるか?」つまり「売れるか?」を考えながら化粧品を作らなければいけません。
売れる化粧品は、開発段階から「ブランディング」「売り方」を綿密に考えられた化粧品の方が圧倒的に有利です。その大切さ、プロセスを化粧品コンサルタントとしてお手伝いさせて頂きたいと思います。