こんばんは。化粧品コンサルタントの平山愛子です。今月と来月は忙しく、珍しく仕事に追われる日々になりそうです。化粧品を作りたい、化粧品を売りたいというお問い合わせに対して、私は「皆さんに成功してほしい」「化粧品業界を盛り上げたい」だけで、利益が出るまでは、コンサル費より、ほかのことに資金をかけて頂きたいと考え、皆様それぞれに最良のプランをお出ししています。
よって、毎月コンサルはお受けする件数を決めさせていただいております。9月も最後の方は、お受けできていなかったので、やっと明日10月1日からまた数件お受けいたします。
それも、皆さんのサポートを全力でやらせて頂きたいためであって、中途半端にお仕事がお受けできないからです。ご理解ください。
さて、それでも多くお問い合わせいただく内容を皆さんに少しシェアしたいと思います。「化粧品で起業したい」「どこを検索しても答えが出てこなかったので」と今月も多く問い合わせを頂きましたので、内容を一部シェアすることで、少しでも化粧品業界に進出に悩んでいる方の参考になればと思います。
今回のご相談も、「オリジナル化粧品を販売したいと思い色々検索していたところ、こちらにたどり着きました」ということでした。「化粧品で起業」というセミナーに参加されて不安になられたそうです。その内容としては以下の様な内容でした。
- 最低ロット1000個
- 資金は300万円必要
- 法人化が絶対必須
このような内容と伺いました。メールでのお問い合わせで、まだコンサルティングを受けていないので分かりかねますが、「不安になった」と言うところが気になりました。ビジネスにおいて、答えを教えるのであれば根拠となる理由を伝えるべきではないのかな?と思います。
今回の要望は「本職があるのでなるべく小ロットで化粧品を作りたい」とあるように感じました。ここで問題なのは「オリジナル」にしたいのに「小ロット」で作りたいとい部分です。
今日は、その小ロットで化粧品が作りにくい理由を大きく2つに分けて書きます。
- 工場の問題
- 容器の問題
この2つです。
【まず1つ目の工場の問題について】
私がお問い合わせに返信した実際の文面がコチラです▼
まず化粧品業界の動向として資生堂が中国で製造するのをやめ日本での製造に切り替えたという背景があります。それにより起きたこととして今、化粧品工場はどこも混んでおり、昔であれば・・・化粧品はオーダーから製品化するまでに3〜4ヶ月でできていたものが今は8ヶ月近くかかるものが出て来ています。つまり何が言いたいのか!工場が混んでおり、仕事が沢山あるという飽和状態です。よって、小さくて手間のかかる仕事をなかなか受けてくれなくなりました。
私がお問い合わせに返信した実際の文面がコチラです▼
化粧品業界のオーダーに関しては一般的に多いのが3000個〜というのは化粧品業界では常識です。その理由に容器に印刷をする印刷のロットのほとんどが3000個からだからです。しかし、小ロットでやる方法はあります。例えば、ロットで多量に仕入れなくて良い容器に、シールを貼ることで好きな数で作ることが可能です。